ひとみデンタルクリニックにおける新型コロナウィルス感染予防対策について

 ひとみデンタルクリニックでは、2020年4月20日現在、新型コロナウィルス感染予防対策を取りながら縮小診療しております。診療を継続するのは、患者様の口腔機能を整えて感染しにくい健康状態をサポートするためです。栄養摂取がうまくいかないと免疫力の低下につながってしまいます。また、口腔内を清潔に整えて細菌数をコントロールしておくことは肺炎罹患リスクを減少させ、ウィルスに感染しにくい状況をつくるのに有効と考えられるため、歯のクリーニングなどの定期的な歯周病予防処置も継続しております。

1.消毒・滅菌・清掃について

 新型コロナウィルスの登場以前より、歯科医院ではスタンダードプリコーションといって、全ての患者様が感染しているかもしれないという前提で交差感染を防ぎ、安全に対応するため、院内における消毒・滅菌・清掃の確立されたプロトコール(手順)を順守してきました。今回、さらにその範囲を拡大、頻度を上げて対応しております。ご来院の患者様には手指の消毒をお願いしております。治療前のうがいについては新型コロナ以前より、実施しております。待合室の本・雑誌は一時的に撤去させていただきました。

2.3密の回避

1)密集の回避

 当院では2006年の開業来、完全予約制です。診療台は2台ありますが、同一時間帯に受け入れる患者様は1名のみです。ご予約の前後にも十分な余裕を持たせているため、待合室で他の方と一緒になることはありません。院外における感染を防ぎ、自らが感染源とならないように術者は診療外のプライベートの時間も3密回避を徹底しております。

2)密室の開始

 一つの時間帯に患者様はおひとりですので、常時、十分な空間を確保しております。加えて、院内は十分な換気を行っております。

3)密接の回避

 これまでにも術者は飛沫付着を防ぐためにファイスシールドを治療内容により着用することがありましたが、現在、治療時は常時着用とさせていただきます。フェイスシールドは患者様から術者へ、術者から患者様への双方向の飛沫付着を避けるのに有効です。

 また、たいへん恐縮ですが、患者様にも治療時以外はマスク着用をお願いしております。

 院長である私の個人的な経験則となりますが、大震災の直後もストレスによる免疫力低下からか患者様で従来安定期にあった歯周病の悪化が見受けられる方々がいらっしゃいました。また、詰め物やかぶせ物、仮歯などがはずれたまま放置すると、歯質が欠けたり、う蝕が進行したり、歯髄が感染したり、最悪の場合、歯の神経や歯そのものが保存できなくなることもあります。

 今はたいへんなときですが、歯科医療を通じてお力になりたいと存じます。

 ご心配なことがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。